■□CATS□■   (観劇日・2002.9.13)

 

「CATS」観るのは3回目という初心者です。
だって最初観たのは「グリザベラ」役が久野綾希子さんだったの!初演だったの!!
2回目は丁度1年前。かなりブランク空いてます。
そして今回3回目。おまけに初めての2階席(一番前だったけど)。でもね、今回の私はちと違う。CDで曲は聞き込んでるし、サイトでチェックだって入れてるし!どや?

「CATS」のストーリーについては云うまでもないかも。
猫たちが年に一度舞踏会を開き、ただ一匹天上に昇れる「ジェリクル・キャット」を選ぶというもの。
一匹の猫が選ばれるまで、いろいろな猫の人生が語られていくわけです。
だから出演者は全員猫。役者さんは全身猫メイクで演じてくれます。

開演前に「ラム・タム・タガー」に拉致られるお嬢さんはどの方だろうか、とめぼしをつけ。さらに時間を有効利用して、2階席の壁面にあるごみ群をチェックしに回ります(ゴミの内容については『バックステージツアー・レポート』にて)。
今回の私のお目当てはその「ラム・タム・タガー」よりも「ミストフェリーズ」。彼のジャンプとターンが観たいの〜ん!

場内が暗くなり、開演。
暫くすると、なぜか振動が。「?」と思っていると隣席の連れのおかげで気付きました。
「猫にゃが2階にッ?」そうです、頭に光るお目目をつけた猫にゃが2階にも来ていたのです!今まで1階オンリーだったので、知らなかったの!
そして、場内案内係のおねえさん。彼女らの仕事が「席のご案内」だけでない事が今回判明。
猫にゃが客先に出入りする時、こっそりドアの開閉をしているのです!おおお!!隅々までスタッフを使う劇団四季!

「ミストフェリーズ」同様、お気に入りな「ジェニエニドッツ」おばさん。レンジから転がり出てくれます。相変わらずのでぶっぷりがカワイイの!ねずみちゃんやゴキブリくんと踏むタップがむちゃ楽しい。
ええ、このタップの楽しさと可愛さが「ジェニエニドッツ」おばさんの真髄さね(独断)!ラブリー!!
2階から見ると、タップ位置の床の絵がかな〜り薄くなっておりました。
後で知ったんですが、タップ時の衣装重量10kgあるそうです…よく動けるよな…。

「ラム・タム・タガー」。黒猫くんです。歌詞が笑えます。イマドキ「つっぱり」なんて死語やっちゅうねん。
「ひねくれもの」で「さからいたがり」なヤツ。衣装は「ミック・ジャガー」なイメージ。
〜彼は当初白猫くんの設定でしたが、途中から黒猫くんに変更。白猫くん時代のイメージは「プレスリー」だったそうな〜
でも「ひねくれて」いる割には、結構協調性があるのが大笑い。
他のキャラのコーナーではせっせと群舞に精出しています。
ちなみに「拉致られお嬢さん」の予想は外れました。どうでもいいか^^;

さて、ここで少々脱線。
この「CATS」、結構出演者(猫)が多そうですが、実はかなり少ないです。他の舞台のように「その他大勢」がありません。
劇中劇やら、ねずみやらゴキブリに扮するのも、すべて役名がきちんとついた猫にゃ達が扮装してます。
お目当ての猫にゃが「こんな所に出てる!」と見つけるのも楽しみの一つ。
また芝居の流れを覚えていると、今まで群舞やコーラスをしていた猫にゃがふっと消えることに気付きます。
それは、次にその猫にゃの大きな出番が控えているから。これもチェックすると楽し。

他にも色々ありますが割愛。ええ、「ミストフェリーズ」ですの!
彼のダンスが見たいんですの!とっても小柄な彼が気持ちよく跳んだり跳ねたりバクテンしたりしてくれます。
本当に小柄。アンコールで並ぶと「グリザベラ」より小さく見える。まるで「澪姫と神威」!
彼の見せ場の大回転、何回回るかカウントしたかったんですが…無理でした;;;
ああ、「ミストフェリーズ」のダンスは何べんでも観たい!あれだけ身体が動くと、ほんと気持いいっすよ!

主役のグリザベラ。厳密にいうと、全ての猫が主役っぽいので「主役」、というのは語弊があるかも。
ラストに「メモリー」を歌い上げる以外、ちょろっとしか出ていないように見えますが…2階席の側から隠れて猫たちの舞踏会を見つめているのが分ります。これに気付くと、「メモリー」の重さがより分るかも。

で、連れ達と話していたのですが、かなり歌詞が変わってます。説明的です。これはいいんだか悪いんだか。
演出もね。
千秋楽はもうすぐですが…また変わるのでしょうか。
もし変わるなら…「ミストフェリーズ」のダンスをもう少し観たいぞ。

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