■□DOG STAR□■
                                                
(2002.10.03)


「キアヌ・リーヴスのバンドやねん」〜いきなり携帯に予約依頼の電話が入ったのが今年の夏。
そして今は秋。
ええ、行って参りましたわよ、ひさかた振りのライブハウスにな。
キアヌ来日というのに、TVは「とむっち(トム・クルーズ)」一辺倒だったのが笑える。

会場近くの通路から既に長蛇の列。
今回オールスタンディングなので、「出遅れたか」と思いきや、チケット記載の整理番号順にきっちり入場させてました。列に並ぶ間、周囲の人々を観察。客層は主に女性だったのですが、年令層はさまざま。
しかし、前に並んでたのは親子連れ。子供といっても中学生くらいの女の子。その子にご両親がついていらっしゃってる
のですが…お父さん!!情けなさそうな顔で、「俺、なんでココに居るねやろ?」的雰囲気がびしばし。
入場すると、いきなり500円でドリンク購入させられますが。おい。普段は200円で売ってるドリンクを「500円」で売るたあ何事やッ!!あこぎなやつ…。
っつうか、「200円」の値段表、退げとけよな。

さて、開演です。
開演時刻より5分遅れは、ライブの開演としては「定刻範囲内」。
私、彼ら〜ドッグスター〜の曲をひとっつも(!!)知りません。そんなヤツですが…。

まずテクニック的には「アマの上」「プロぎりぎり」な線かな、と。
ちゃんと聞けますが、力配分は出来てない様子。
特にドラムス。
ドラムは力余って壊すわ、最初と最後でドラムの力強さが段違い。

ボーカル(兼リードギター)君も頑張ってますがね。
MCの英語が早口。ヒアリングだけの問題ではないと(苦笑)。
確かこのバンドは「俳優の集まり」と聞いてますが…俳優で早口はな〜。

そしてキアヌ。
ベース担当のくせに、やはり今「人気モノ」のせいか目立ってます。前面でプレイしてます。
ベースっつうのは「自分は縁の下の力持ちだからと黙々と後ろでリズムを刻みながら、そのくせ他人のことはよく見ている」
もんじゃないか?と個人的に思っちゃったり。
「ず〜っと顔をあげず、ひたすらベースと睨めっこなプレイ」だと聞いていましたが…プレイ中は確かにそうでしたが、結構
お愛想もできるようになってました。リラックスすることを覚えたか?

曲を全然知らないのに、1曲だけわかるのが。
タイトルが出てこないのですが「カーペンターズ」。
何でここで「カーペンターズ」よ?…そんなにアレンジもされてなかったようだし。よくわからん。
友人いわく「オリジナルのレパートリーがないんちゃうか?」…おい。

開演前に「英語だからMCは殆どなし。きっとライブ時間は1時間から1時間30分」と踏んでましたが正解。
ほとんどMCらしいMCもなく、7時過ぎに開演、8時20分頃終演。
アンコールは1回だけでしたが、5曲ほどやってくれました。
この時間で、おまけにこの規模のライブで、このチケットの値段は…高いよな。外タレだから、ヒコーキ代がいるのか?
それにだ。キアヌよ、もう少しこぎれいなTシャツを着てきてくれ。そのパジャマ代わりのようなヨレTはどうよ?
とどうでもイイ感想を抱きつつ、会場を後に。

そうそう。
普通会場ではプレイヤーの「CD」売ってるもんです。
場所が場所なので、パンフレットは無いだろうとは思ってました。
で、今回「オリジナルTシャツ」のみ販売されていたものの、CDはなし。売る気あるんか?お前ら〜ッ!!
何のために日本くんだりまで来てん!!