■□テニスの王子様□■                              
(2003.08.14)                                                  
 

「笑えるらしい」し、お値段も普段観るやつの半値だし、これは話のタネに見るべきだね。
っつうんで、行って参りました、ミュージカル「テニスの王子様」。
事前に、GWの東京公演のパンフレットを見せていただき、さらにコミックスも最新刊まで貸していただき、予習をすませて
会場入り。…女の子ばっかだよ…ブロマイド、いやウチワまで売ってるよ…まるで「ジャ○ーズ」のコンサート会場のよう
だわ。大丈夫か、ウイてないか、私!!と思いつつ席は前から3列目。オペラグラス不要の位置。

まずはいきなりの会場手拍子にびっくり…やっぱコンサートのノリ。
後のお嬢さんがたの黄色い悲鳴にも笑わせていただきましたが。きみたち、いっぱいいっぱいだねえ。

さて、真面目にステージの方に話をうつしませう!
まずは歌詞。これは良く聞いてみていただくと(秋にDVDが出るそうですが)、かなりキてますわよ。

ええ、「勝利」「力」連発。これで「正義」と「宇宙」が加わった日にゃあ、アニメソングの王道を突っ走れる
ぞ。メロディラインは結構シンプル。このへんはミュージカルの基本を抑えてます。

そしてリョーマくんのお着替え。…実は、他のサイトさんで「ナマ着替えがある」というのを知って以来、ヨコシマな私は
「上はともかく、下はどうするんだろう」と!答えは簡単。上は脱ぎますが、下はちゃんと制服の下にはいてました…ちぇ。
さて着替え3回の内1回は直ぐにすっこんでしまうので、思わず「ここでナマ着替えをする必然性があるのだろうか」と。
あんまり脱ぎすぎても、アリガタミが…ごほごほ。

メンバーでおかしかったのは乾くんでしょう。演じてらっしゃる方の体型と原作の乾くんとは少しズレがあるような気が
しましたが、その分おかしさでカバー。「弱点をカバーするために、どこの筋肉を鍛えたらよいか」に対し、「X指定18禁」。
それはどこの筋肉やっちゅうねん!と突っ込む間もなく、下半身前部分(笑)をカバーなさる不二…そうか、そこに
あるのか、問題の筋肉は。勉強になったよ(何のだ)。
その後の不二と菊の「らぶらぶ」っぷりも気にはなりましたが…あれもサービスなのかいのう。

昼の部と夜の部で「エロ本」を替えている(しまかげ様情報)南次郎。そうよね、同じ本ばっかじゃ実用的じゃない
ものねッ!とか、南次郎さんの「跡部が来たッ!」…まだ登場してないっつうの。個人的にはおじさん南次郎を
もっと観たかったなあ。

ご当地(大阪)ネタもあり。
イントロ、電車の中でリョーマがからまれるシーン…「早く片付けてアメ村行こう」
あんたらは新幹線通学かいッ!
菊ちゃんは、吉本は坂田師匠のタコダンスをしてくれてましたが。これをテニスのワザに活かして頂きたいものだと。

大石副部長ははじけてたし、桃ちゃんは楽しそうだったし、という印象。そうだ、桃がパンを齧りながら自転車で舞台を
横切るのですが…あれはどこのパンなんだろう?四季でパンを食べるシーンがあった時は、舞台用に限定でパンを
焼いてもらってたそうですが、多分「テニミュ」用にパンは焼いて貰えんだろうしな。
そして菊のヘアスタイル。前半はきっちり原作のごとき外ハネでしたが、後半では「ハネ」の勢いが落ちてて、
ちょっと苦しい。10分休憩じゃフォローは無理か。

体型がよろしいのは手塚でした。タッパも、それに見合う幅もある。やっぱり舞台は身体全体が大きくないと
見栄えがいたしませんので、かなりいいのでは、と。乾とリョーマが並んだ時には首をかしげた「まるで大人と子供」
という台詞が、手塚とリョーマだと不自然じゃないんだよね〜。

1年生トリオは思いのほか頑張ってましたが…「カチロー」の「リョーマ」らぶっぷりは笑わせてくれます。

他にも「やたら丁寧にジャージを畳む荒井」だの「何気にポケットから青汁を出す乾」だの「乾と手塚のお医者さん
ごっこ(「アヤしいから、その表現はよした方がいい」とご指摘いただきましたが;;;)」だの、と色々笑いを取る
ポイントはあるんですが…書いてたら収拾がつかんわ(汗)。

青学テニス部の面々が、客席通路を走る走る。客席から手が伸びる伸びる。劇中に1回、通路をタカさん達が走っていく
ところがあるのですが(タカさん着地点はしまかげ様の真横だ)、ラストは不二以外(彼はステージ上で歌ってるので)二手に分かれて走り抜けていくのです…最初、前方から来られた時には単に「おおお」と思ってた私も、第2陣が後ろからやって
きた時、思わず参加。どうせ染まりやすいわよ。無事(?!)菊ちゃんには触れました(笑)。でもそのとき、気になることが。
「くさい」。汗臭いんですよ〜菊組(リョーマ・乾・菊…あと誰だっけ)の誰か犯人は判らないものの!約1名くさい人が
いたの!!…こんなこと「テニミュ」感想に書いていいのかのう…書いちゃったけど^^;

アンコールは2回。
やっぱりアンコールのやり方はジャンル問わず、同じ。
で、そのたびに悲鳴があがるのね(笑)。これは他のミュージカルにはないなあ。拍手が大きかったり小さかったりは
あるけれど。

観終わって、「やっぱりジャ○ーズのコンサートだよ」。昔行ったことあるし!(色んなことに首を突っ込んでるヤツ)
思いのほか、楽しめました…よかった。