■□ドラマCD感想□■ (2004.2.16)

「ドラマCD」なるものを買ったのは、ほんっと〜に久しぶり。
各話感想を書く以上に書き辛かったり…。でも楽しんでます。本当です。

と、一応「前ふり」しておいて。
本誌で、他作品の「ドラマCD」の広告を見るたびに、「『陽ノス』はないのよね。出ないだろうね」と悟りを開いた
ところに「発売」の広告。束の間喜んではみたものの、よくよく見てみると「2枚組」。そこで少々イヤな予感が。
「他作品はPART2だの3だのと作るつもりがあるけれど、『陽ノス』はこの1回こっきりではないのだろうか」
「だから2枚1組でファンを黙らせようと…ッ!!!」。
お願いです。この思いが杞憂に終わりますように。

まず声優さんについて書こうかな、と思いましたが…
キャラに合う合わないは、聞く本人の好みもさることながら、それ自体は声優さんに何ら責任はないのでは
ないか、と(よほど演技がマズい場合を除く)。なので、語るのはヤメ。

そう云いつつ、あえて云いたいのが「美魔」。志魔利の出番が無い分もカバー。原作よりいい(?)感じな魔っぷりに
○。復活希望。ちなみに、志魔利が出てないのは、構成が不知火と麗の回想だからかな?

さて、内容は新章第一話を元に、「陽炎ノスタルジア」の今までのあらすじという感じでしょうか。
澪姫の葬儀から始まって、回想シーンが展開。時々、「葬儀会場」に戻る、という感じですが、最初に聞いたとき
「何でここでお経が聞こえるの?」って思いまして…場面転換が分りづらかったのです。

これは皆さん、ひっかかったと思いますが、「みずき」の発音。これにはとまどった。
久保先生はずっとああ発音されてたんでしょうか。それともドラマスタッフの差し金なんでしょうか。
アクセント辞典にはああいう風に載ってるんでしょうか。
ボーナストラックで、水貴役の方も「『みずき』の発音」のとまどってらっしゃったようで。
…きっと「水貴」は苗字なのよ。下の名前を考えつかないうちに、養子に入っちゃったからあんなことに…?
あのアクセントは「水貴」のこだわり…?

予算の問題なのか、蘭丸さんが大遅刻をかましたのか、彼(彼女)が登場しなかったおかげで、「美魔をたおし、
不知火をさらう」のは豪鬼独りのお仕事になってます。そうすると、「不知火VS豪鬼」の展開が不自然に。
だって、目の前に不知火を連れた豪鬼がいるのに、「城下のバケモン退治」に(いやいやながらでも)一馬がいくわけ
ないやん。
おまけに、どうやって戦ったのだ豪鬼!!横に不知火をおいとくと逃げられちゃうし、「だっこ」か「おんぶ」か。戦う為に
手を使わねばならない点から云うと、「おんぶ」説やや優勢か。
不知火をおんぶしつつ戦う豪鬼って…笑えるな。…まさか、最近リバイバルという「おんぶ紐」持参してたのか…?

名台詞が網羅されてない、ってのは勿論、残念だったのが「芝居の間」。たった1時間くらいのドラマに5巻分をつめ
こんだ為か、「絵が出ないからこそ」欲しかった「間」が殺されてる気がしました。
これなら、例えメインが全キャラ出なくてもいいから、数話にしぼってやった方が良いような気がします。
現世については、「ドラマ」というより「ダイジェスト」版すぎ…。
それでも聴けて嬉しいという、ファンのジレンマ…。
出来るなら、PART2・3と続けて欲しいもの。その際は、せめて1巻に1枚ぐらいのつめこみぐらいでカンベン。
そして改めて、「ダイジェスト」でない「ドラマCD」を「新章以前」から出して欲しいわ。

前世篇。
さて、「現世」とは裏腹に、イメージした「ドラマCD」だったのが、こちらの方。
「黎明」がうまく膨らんでいて、満足。知りたかった謎も解けたし…って、1名例外もおりますが。

まずは初代澪姫の告白シーン。
いいんですか?あんな切羽詰った戦闘シーンで、それも皆さまの前で告白してますが。
…かわいそうだ、熾烈〜!

(兄上の)嫁に来ないか〜な馗童。そうか、「馗童、澪姫好きだった」はこういう感じだったのね。
澪姫の義弟っつうポジションも似合いそうだな、馗童。
しかし、この馗童「兄上」大好きッ子です。もはや安曇の国民性のせいのみとは云えまい。そしてこの「年長の兄弟コンプレックス」は、間違いなく魂に刻み込まれ、一馬に…。
予想通り、馗童はさわやかです。青春ドラマの正統派主人公を、地ではれます。真っ白な前歯がキラリと光ってそうだ。
ええ、奥歯の横に加速装置の2つや3つは間違いなく隠してそうです。

竜王国の下っ端家臣さんが可愛い。独り「トリビア」状態。何を聞いても、「へえ〜」「へえ〜」ってな調子でボタン叩いてそう。
おかげで知識が増えましたってか。
「大将時代」の羅偉一味、こっちの方が「タチの悪いごろつき」っぽい…。どっちが悪人が分らないよう。

熾烈将軍。思ったより「良い人」っぽい。頭固そうだけど。「上に立つ者の義務と心構え」っつうのは、ちゃんと持ってる様子。
根性ワルそうな貴族もおとなしく云うこと聞くし、平民兵たちにも人気がありそうだ。やっぱり虎牙海のアイドルなのか。
国王もなんだか熾烈に遠慮してるし(笑)。ここの王様、「好戦的な国」と云われてる割には穏やかそうだなあ。

そして…そう!!影朧!!!アンタだ、一人で謎を増やしてるのはッ!!
正確に云うと、アンタと高良王の二人がかりでな。今回、なんだか影朧にばりばりライバル心燃やしてるねえさんも登場
してるし(王族の一員らしい)、意味深な台詞を呟きたおしてるしッ。

神威。かわいいです。
一生懸命、背伸びしてます。そりゃね、周りから「末子相続はどうかと思う」ってなプレッシャーあびてりゃねえ(笑)。
ご本人も水貴同様、「上を向くことをやめられない」タイプの模様。育ちのせいか、水貴より少しお兄さん(そぐわない…)な
せいか、表面は穏やかですが。
特に澪姫に会う前から、バリバリに「対抗心」を燃やしてるあたり、可愛いですねえ。きっと本人は自覚ないし、
あっても「如才なく」振舞ってるつもりでしょうが、会って早々に羅偉には見破られてるし(笑)。
きっと後日には熾烈将軍も同様だったんだろうし。いや、可愛い人だ〜vv

ボーナストラックでも、「PART2」を連呼してらっしゃいましたが、私も同感。
前世の続きを漫画で読むのは、難しいと思われるので、「続きモノ」として1年に1枚(さすがに半年とは云いません)の
ペースで出してくれないかしらん。
ええ、「今はまだ」から「私の命で皆が助かるのなら」への影朧の心の変遷を知りたいの〜。
他には本名よ、「影朧」の本名!!!皆が集まった時に、「影朧と呼ばれています」って。「呼ばれています」って、
ほんとは何なの〜ッ!!!マッタク口を開くたびに謎を増やすやつだ。

あとね、前世・現世とも効果音がうすいのがね…。
馬の蹄の音なんて、さくさく云ってて、「アンタ、ほんまに人乗せてんのかいッ?」ってな突っ込みを思わず入れちゃう
くらいです。
個人的に、「霊力を出す時の音」っつうのもイメージじゃなくってさ〜辛かったわ。
慣れるしかないのだろうか。

ということで、「PART2」でお会いしましょう(笑)。