■□第十一話『委ねし心』感想□■ (2003.04.30)

 

…いい加減、この癖は止めた方がいいと思う。掲載ページ数を確認する癖。
30ページありましたな。前回より更に増ページね。
ほっと安心(笑)。

さて、水貴オンステージ(?)から一転、黒田帰りのご一行さまたち登場。
相変わらず一馬と不破の漫才は笑えます。どう考えても「ぼけ」な一馬のさりげない突っ込みは、破壊力高し。
不破っち撃沈。そして「突っ込んでる」自覚のない一馬も笑えますな。
ムダに「おこりんぼマーク」出血大サービスの一馬も「らしく」てマル。
確かに彼の黒田行きは意味なかったし?単に疲れただけだったし?
あ、意味なくもないか。霊力出っぱなしだったおかげで、不破のカモフラージュが出来たもんね?

単に「不知火、どこだ〜!!今行くぞ〜!!!」な一馬に対し、不破は冷静ですね。
「つながってるようで、つながってない自分たち」。
前世の因縁だか何だかで、手札の如く集められ、わけ分らんウチに敵さん襲来、手札の1枚がジョーカーだったり、
「え?」「え?」って感じの内に、ばらけちゃって…。
連載は何年かたってますが、物語自体の日数って僅かなんだよね?
「つながってる」気がしていた分、「つながろう」とする意識に欠けてたのかも〜。

あああ、久しぶりに拝見する不知火は…後姿かいッ!!!大丈夫なのかいッ。
そして豪希。可愛い。鎧着用時でも、「眉間にシワ」でない豪希を思い出してくれてありがとう、不破!
これで癒されたよ、私は。←簡単。
今回、登場がなくても許すよ、私は。←何様?

緋嘉見入りしたご一行さま。
緋嘉見兵たちに対し、大人のご挨拶をかます班長が愛しい。上司としてのご挨拶。
さすが中間管理職(違)。
班長Sのご本名も判明。これは収穫。
そうか〜弐班班長ってば、「ポチ」とか「シロ」とかじゃないんだね!「小次郎」さんだったんだね。
「小次郎」というと…C翼?アレのユニフォームも黒くなかったか?
いやいや、不破の半次郎とうちゃんと「対」になるようなお名前で。まさか二人は「生き別れの兄弟」だったとか。
おおお、お昼の奥様劇場ッ!!世代を越えた愛憎劇がここに…な訳はありませんね。はは。

肆班班長は藍さんだったんですね〜。
恋人時代のお二人は何と呼び合ってたのだろうか。考えると楽しい。

ここで一つ豆知識。
「強すぎる霊力は体に毒」。過ぎたるは及ばざるがなんとか、ですか。

さて、おこもり中の水貴。心配でついてきてる麗ちゃん。
麗ちゃんがしっかり持ってる籠の中身はお弁当。間違いないでしょう。布の端から覗いてるのは、水筒。
「何日も何も食べてない」人に対してお弁当はどうだろうか?
いきなり固形物はまずいんじゃないか?やっぱり「お粥」、出来れば「重湯」くらいから始めるのが望ましいのでは
ないでしょうか〜?
…あの籠の中に「携帯・お粥作りセットvvv」が入っているとも思えんが。

「水貴にとって澪姫が一番」。周知の事実だと思ってたら、何?ご本人はそうは思ってなかったわけ?
このへんはちょっとビックリ。「澪姫に認めてもらうのは自分が生き残るため」。
ま、ある意味そうなんですが…。
どう見ても「澪姫が好きだから、認めてもらいたい」んだと思ってましたよ。
というか、そうとしかみえなかったって。

「澪姫に後を託されたって事は、認められていた事」。
なんだかシンプルな事実にすら、気がつかなかったって状態は、いかに水貴が「いっぱいいっぱい」だったか
分るような気がしますね。
小難しい理屈より、麗ちゃんのシンプルな言葉がきいてます。

不破や一馬の言葉もあって、立ち上がった水貴。
さすがに絶食後はふらつく〜それを支える一馬に、おだやかに「すまない」と云えるようになった水貴。
ええ、初対面からこれまで、あんな表情を一馬に向けた事があったでしょうか。

これは一皮むけたか?水貴。
今後が楽しみだ!


でもまずはお粥からですよ〜(しつこい)。