■□第十三話『記憶の冷たい死角』・前編感想□■ (2004.11.30)

 

今回は16ページ。
いえいえ、このたびはページ数云々よりもあなた!「隔月連載じゃなかったの?」という誤算がありましょう。
先月に引き続き掲載ですよ、奥さん!

そして苦節十年振り(大嘘)の不知火登場の記念すべき『すぺさる』『ぐれえと』な回でございます。
題して「不知火オンリーイベント」〜こんな感じ?

まずは久々の不知火。
ねずみーらんどで記念撮影疑惑も、温泉でかに三昧疑惑も誤解であったことが証明されました。
あいかわらずのびんぼー旅行のご様子。祠にお泊りし〜の、雪の中冷たい川の水で身体を拭き〜の。
一馬なら一発で発熱ダウンしてそうなこの荒行、さすが不知火鍛え方が違います。あっさりクリア。

それより前に。
師匠!どうした師匠!オットコ前やがな!男前っぷりがあがってますがな。さわやかですがな。
回想シーンなので、不知火フィルターがかかってるのか、それとも霊界エステにでも行ってたか。
どきどきしながら良く見たら〜え?不知火が赤ん坊の時?そんな時の記憶があるのか不知火。さすがだよ、あんた。
その後、不知火がもうちょっと成長した後の師匠も垣間見えるのですが…そっちの師匠は死の間際のとかわらない。
う〜ん、慣れぬ子育てでやつれたか。男手一つだからのう。
その一方で「子供で遊ぶ」ことは忘れてません。子育ての醍醐味よね、訳のわかってない子供で遊ぶのは(友人宅で経験済)。
これで「ぴちぴち魄」時代→「爽やか青年破壊坊」時代→「むさいおっさん破壊坊」と楽しむ事が出来ますね。
師匠ってば、どんなお好みのお嬢様方にも対応が出来る「全年齢対応型」であることがここに!

回想シーンの「カッコいいポーズ」のちび不知火。
近衛の姐さん方が視線をそらしてるのが笑えたね。あんまり可愛くて直視できなかったということにしておこう。
とはいえ、職務遂行中に余所見をしてはいけませんな。

「不知火の謎」に肉迫するための謎が。そろそろ詰めなのか。いや、表紙が豪希までいくかと思ったんですが、意外と早く
収束するのか。そのために毎号連載頑張るようになったのか、と少々うがってみたり。

哀れなのは一馬でしょう!
あんなに「不知火不知火不知火不知火」と不知火一途な彼なのに、肝心の不知火の回想シーンには1コマたりとも!
モブシーンの頭数としてでも!…登場しておりません。思わず涙が。ほろり。
不破は思い出してもらえてるのにねえ。これを知ったら、一馬は不破にヤツあたっちゃうんでしょうかね。

ぬ〜っとご登場の月抄さん。あいかわらず「イっちゃった眼」をなさっておられて…登場の仕方を少しかえたら、「貞子」だよなあ、なんて
思っちゃったのは秘密です(笑)。

欠片も思い出してもらえなかった一馬は、次回は不知火のところにたどり着けるのでしょうか。
それとも「ちちうえに似た感じ〜」で豪希くんが乱入するんでしょうか。
人狩りツアー中の黒田くんとばったり♪になるのでしょうか。

で、「2月号に続く」なんですけど。なんですけど!
…期待してよいの?