■□第十四話『邂逅』□■ (2008.12.10)

久しぶりです。ほぼ2年ですよ2年。長かった。執念深く…いえいえ、いじらしく(笑)待ち続けてよかった。
願いは必ずかなうんだ!と天に向かって握りこぶし。

2年ぶりの陽ノスを読むにあたり、一番の心配は、これだったり。ミーハーと笑ってくれていい。
豪希が出ているのかどうか!問題はそれにつきました。なんて判りやすいんだ私。


さて、冒頭。
2年前に暗示(というかバレバレだったが)されていた不知火の秘密がさっくり。
月抄さんは相変わらずマイペースなご様子。このマイペース加減が、豪希にも伝わっているに違いない。オヤの因果がコに報い。ほんとの親子じゃないけれど。ベンベン。
「衝撃的な不知火のガキの頃の話」は、連載が無事終了したあかつきに、ぜひとも番外編で読みたいもの。
いっそ紙芝居でも作るがいい。勿論、制作は一馬ね。出来上がりはかなり衝撃的だと推測されますが。

表紙はね、告知サイトの方で見ていたし‥なんですが。
云いたいのは、にいちゃん組(15歳組)の表情はやわらかいのに、なんでつっぱってんだ弟組(14歳組)!ってとこでしょうか。
ああでも豪希だ(冷静になれ)。


豪希ちゃん(笑)は、おこちゃまっぷり全開です。もしかして精神的レベルは羅刹と大差ないかもな。
「誰も彼も本当は何を考えているかわからない」ってあんた。
あのう、緋嘉見の人達だって、前世仲間だって、その点は同じだと思うだが。
…まあ環境はな。腹に一物も二物もある夫婦に、何百年も生きてる人に、ひとりで男女な人に、「人間じゃないもーん」だもんな。
それと侍女の思考回路をいっしょくたにしてもな。
…そりゃあ妄想くらいしてるかもしんないし?腐ってる侍女もいるかもしんないけどな!それはそれで、魄よりも強烈かも。

で、いきなり家出ですか。それも子連れで。

待て。子供が子供を連れた場合は子連れじゃないんじゃ!

かといって駆け落ちでもないしな(笑)。


夜叉のリアクションはもっともだ。いきなり子供を連れ去られたんだから。
彼女と月抄たちの認識の溝がね。
それなりに危機感は持ってる。持ってるらしいんだけど、夜叉さんの思う方向とはずれまくり。
こうして人類間(片方は人類じゃないが)に溝が出来るんだな。コミュニケーションって重要だな。

「羅刹はまだ幼子じゃぞ」
「それが…何か…?」
いやもう月抄さん最高だ。わかってない。このわかってなさは豪希レベル。ああ血は繋がってなくても親子だやっぱり。
「豪希がどうなっても知らぬぞ」

たぶん、どうにもならないような気がするんですが。

でもなるかな。今の豪希じゃな。

で、闇のもの風呂から出てから、月抄さんは豪希とあってたんですかね。
親子間のコミュニケーションをはかろうとか、そんな努力はしてたんでしょうか。
少なくとも、「おかしい」とあの月抄さんが思うくらいだから、相当だったのか。
いやいや、あの月抄さんでも、豪希に関してはちょっくら人間っぽい感情があるのか。

「羅刹はともかく豪希が心配」な直球蘭丸さん。
「うむ」な月抄さん。
…そうなのね。やっぱりそうなんだね。

「王をお迎えする場を整える」に黒田が必要な感じだし。
月抄の力を黒田が吸い取ってるとかナントカだそうですが、月抄さんも感づいてて放置してるのかもだし。
「黒田清隆を失った時」って発言がある以上、相応しくなくなったら切り捨てるor消しちゃう可能性も。
力がついた黒田がさっくり殺られるとは思えないんで、その攻防あたりで豪希が関ってくる可能性もあるかな。

で、夜叉さんの「左従と右従を貸して」なお使いが到着する前に、さっくり「夜叉が使いたいって」ってな調子で黒田に云っちゃう月抄
さん。なんかね、これを知ったら、夜叉さんの怒りの火に油を注ぐような!
頑丈そうな二人を豪希のところに送っていいのかとか考えましたが、まあ蘭丸が追いかけてっから。

「今の豪希は通常の思考が出来る」
水貴、かいかぶりすぎだよ。通常は通常でも、精神年齢はまだまだ低いから。
口八丁手八丁な不破の方が適任には、まあ納得です。正しい人選です。待つ間、一馬は不破の衝撃の過去紙芝居製作に、専心するがいいと思います。
不破、確か術が解けたあとの豪希にあってるじゃん?とか思いましたが、「行け」だけじゃ、豪希のレベル判定は確かに難しい(笑)。
麗もがんばれ、

不破の『藍ちゃん』に!
いままで四(漢字が出ない)長って呼んでたのに!
休載の間に何があったのか。

やっぱり行くあてがないらしい豪希。
箱入り息子だったからなあ。
一人で外に出たのって、緋嘉見くらいじゃないの?
はじめてのおつかいもすませてないのに。

蘭丸は迫るし、羅刹はなくし、どうしていいか分からない状態で現れた救いの神が不知火。
途端に頼りない、寄る辺無い表情になってるな豪希。

で、羅刹のおしめにはすぐ気付いたくせに、豪希の術が解けてるのに、すぐに気付かなかった不知火。…にぶッ!

羅刹のおしめだとかその他もろもろ、何も考えてなかった、ただ飛び出してきただけの豪希。大丈夫なのかそれで!
ついつい、「月抄」を「父上」と呼んでは言い直してます。まだまだ豪希にとって、月抄は「父上」なようで。
羅刹を連れ出したのにも理由はあるんだけど、なんかね、自分と羅刹を重ねてる節もあるんじゃないかと。
それに、緋嘉見で羅刹が育ったとして、成長したら豪希と同じことを思うんじゃないかと。
「父上と母上はどうなったの」って。

就寝。
鎧姿のままでは、さぞ寝にくいと思われ。

「ごめんなさい」。
誤るしかないんだけど、その言葉が「すまない」でも「申し訳ありません」でもない、「ごめんなさい」。それが精一杯。
しかし澪姫。ひたすらに「不知火」だ。いろんな人に頼んでるよな、不知火のこと。
そして不知火。あんた、頼まれてますよ、それも豪希だ。

「へんだよ不知火」、
うんへんだね。
「俺のこと怒ってるからなのかな」
だめだ。てんでわかってねえ。

不知火がおいていったのは、おしめと、あの巾着はお金?

待て。
豪希におしめ替えのスキルがあるとは思えん。まあ、一般中学生男子の殆どが、おしめを替えられるとも思えんが。
大丈夫か。洗濯は出来るのか。
そして緋嘉見に行くとか豪希はのたまってますが…だって彼、緋嘉見へは、術を使ったテレポートだったぞ。行きは霊力、帰りは魔力。
行き方判ってるのか?

どっちが右従でどっちが左従なのか判りませんが、大太刀の方のあのマスク(もどき)。…ねこバス…?もしやこれは羅刹仕様?

大のオトナがよってたかって、な図になりそうですが、豪希くんのことです。ぱっぱか力を使って蘭丸に居場所がばれる→「うちのむすこに何すんねん!」な蘭丸が乱入は想像に難くありません。

とりあえず今後。
蘭丸が豪希を緋嘉見に送り届けるってのもありか?
丸十のおやっさんの武器も気になるし。
不破の藍ちゃんへの頼みごとも。


今回のタイトルを知らずに読み進めて、てっきり「迷子の仔犬」かと思いましたさ。

ええ?次回は4月号?
ってことは、やっぱり毎号連載じゃない…と慄いてみたら。

ブラウニーの次号が4月だった(笑

願わくば、休載だのごっつう短いページだのになりませんように。